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2008.09.15

玉井菜採 Vn Recital

■藝大リサイタルシリーズ㈼ 第2回 玉井菜採ヴァイオリンリサイタル

 日時;2008年9月13日(土) 15:00開演
 会場;東京藝術大学奏楽堂
 曲目;J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第1番〜第3番

藝大の教授陣によるリサイタルシリーズに出演する…
という案内をいただいて行ってまいりました。

無伴奏リサイタルということで、ピアノが置かれていない舞台は広く見えました。
でも彼女が弾き始めた途端、ホールいっぱいに
ヴァイオリンの音色が響き渡り、包まれるような感覚。

まず最初に、第1番の1楽章Adagioを聴いて、
なぜか「悠」という漢字が頭に浮かびました。
悠久の時を感じさせられるような演奏でした。
第4楽章Prestoでは、オルガンの響きを聴いているかのよう。

第2番、第3番では美術館で絵画を見ているようで、
特に第2番4楽章Allegroでは「光」を感じ、
雲の切れ間から降り注ぐ光=レンブラントの絵画が頭に浮かんでくるようでした。

旋律楽器であるヴァイオリンにとって、
複数の独立した声部を重ねて演奏することは容易ではないし、
楽譜上に書かれたそのままの形で演奏することは
楽器構造上不可能である曲について
彼女が「絵画の遠近法のような手法をもって聴き手の想像力にゆだねられる」
と解説していることに至極納得させられました。
感覚的にはわかっていたけれど、それを表現する言葉が見つからなかったので。

たまたまお隣に座られていた80歳のおじい様に話しかけられました。
彼女の大ファンで、追っかけのように演奏会に足を運んでおられるとのこと。
いつもは声楽家の奥様と聴きに来られるところ、今日は娘さんとご一緒だったとか。
アンコールの曲は、おじい様の予想通り、
イザイの無伴奏ヴァイオリンソナタ第1番から第3楽章でした。
おじい様のお陰で、休憩時間を楽しく過ごすことができました。
私もこんな風にステキな歳のとり方していきたいな〜と思います。
そして、いくつになっても娘と一緒にコンサート出かけた〜い。

聴き終わった後、敬虔な気持ちにさせられたコンサートでした。

9月7日〜の1週間に4公演、久しぶりにコンサート鑑賞三昧できました。
娘とお留守番してくれたり、コンサートに同行したりのダンナに感謝でございます。
早々と『芸術の秋』を堪能したので、これからは仕事+勉強に専念せねばー!


◎玉井菜採 ホームページ
 http://www.akachafuku.net/

◎2006年5月 主催公演:玉井菜採ヴァイオリンリサイタルin千葉
 http://www.k4.dion.ne.jp/~obbl/2006.05tamai-vn.html

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