絵本 《モーツァルトはおことわり》

マイケル・モーパーゴ=作 マイケル・フォアマン=絵
さくまゆみこ=訳 岩崎書店
7月30日に出たばかりの新刊絵本。
新米新聞記者が,世界的に有名なヴァイオリニストに
インタビューするよう命じられます。
ただし,「モーツァルト」のことだけは
決して質問してはならないというのですが
緊張のあまり,つい口にしてしまいます。
ナチス時代,強制収容所にオーケストラがあったこと
生きるために演奏した団員たち。
音楽とともに辛い記憶が呼び覚まされることのないように
楽器も何もかも封印してしまった演奏家。
秘密は悲しい記憶へとつながっていました。 ―
8月になると,戦争について語られることも多いけど
うちの娘にとってみたら,すご~く遠い過去に感じるようになっている気がする。
私の父母世代は,戦中・戦後すぐの生まれだったりするし
祖父母が戦争を経験していることもあり,
「おばあちゃんは戦争で青春時代におしゃれもできなかったのよ」
「お砂糖も貴重で,こんなに美味しいお菓子食べられなかったわ」
と,小さい頃から話を聞く機会もあって,戦争が近い過去だったように思えていた。
折りしも,『岩波少年文庫創刊60周年』に合わせて
『ぐりとぐら』の中川李枝子さんが新聞で語っていた言葉。
「戦争の悲惨さ,平和の大切さは教科書よりも少年文庫で理解した」
私もこうやって,娘に「平和」を伝えていきたい。
◎ 岩波少年文庫創刊60周年 『宮崎駿が選んだ50冊の直筆推薦文展』
会期:2010年8月4日~8月8日 西武池袋本店


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